【徹底比較】スレート屋根VSガルバリウム鋼板屋根、結局どっちがいいの?
屋根リフォーム・屋根修理業者選び屋根リフォーム・屋根修理現場ブログスタッフブログ
2025.06.11 (Wed) 更新
皆さま、こんにちは!
島本町、高槻市、枚方市、京都、大阪地域密着の屋根工事・屋根修理・雨漏り修理専門店の雅工房です。弊社は『小さな工事でも我が家のつもりで心を込めて取り組む』ことをモットーにしており、5年・10年と無料点検を行うなどアフターフォローには自信があります。
また「すぐに駆け付けられる体制」を作っていますので、何でもお気軽にご相談くださいませ。
こんにちは!受付事務の吉田です。いつも雅工房のブログをご覧くださりありがとうございます!お客様にお役に立てる情報を随時更新中です。
今回もどうぞよろしくお願いします!
『スレート屋根』と『ガルバリウム鋼板屋根』は近年どちらも人気の屋根材です。
瓦屋根からのリフォームや、既存屋根に新たな屋根材を重ねる「カバー工法」にも
よく選ばれています。
どちらがいいんだろう?と悩まれる方も多いはず。
今回は、それぞれの特徴を比較してみたいと思います^^
是非屋根材選びの参考になさってください。
スレート屋根とは
セメントを主成分とし、薄く板状にした屋根材。
スレートとは、石(粘板岩)のことですが、天然のものはとても高価なため
現在はほとんど使用されていません。
天然スレートを模してつくられたものが「化粧スレート」と呼ばれます。
化粧スレートには、形や厚さの違う3種類があります。



ガルバリウム鋼板屋根とは
アルミ、亜鉛、シリコンの合金でメッキされた金属製の屋根材。
昔は亜鉛のみでメッキしたトタンが主流でしたが、アルミを加えたことで
トタンの3倍錆に強いガルバリウム鋼板が登場しました。
屋根だけではなく、外壁にもよく使われています。


それぞれの特徴

①耐久性
スレート屋根の耐用年数は、20~25年程度に対し、
ガルバリウム鋼板屋根は25~30年程度です。
耐久性としては、ガルバリウム鋼板屋根の方が高いと言えますね。
スレート屋根はセメントが主成分のため、劣化してくると
欠けたり割れたりしてしまいます。
また、雨水が隙間に入り込みやすいので、防水のためにも
塗装のメンテナンスは重要です。
一方ガルバリウム鋼板屋根は衝撃に弱いため、台風時などに
飛来物が当たると凹んでしまう恐れがあります。
②価格 ③メンテナンスコスト
スレート屋根が4,000~8,000円程度(1㎡あたり) に対し、
ガルバリウム鋼板屋根は6,000~9,000円程度と
初期費用に関してはスレート屋根の方が安価ではありますが、
その分メンテナンスの頻度が高くなります。
スレート屋根の場合、10年ごとの塗装をおススメしています。
塗装には、色褪せなどの美観目的だけでなく防水の効果があるためです。
また、ガルバリウム鋼板屋根もメンテナンスが必要です。
劣化により、屋根の表面を触った時に白っぽい粉が付着する現象(チョーキング)
が見られる頃を目安に塗装を検討してください。
どちらの屋根も、メンテナンスを怠れば最悪の場合
雨漏りの恐れがあります。
雨漏りが生じた屋根は、カバー工法や葺き替えをしなくては
ならない場合が多いです。
そうなると思いがけずに高額な工事になってしまうので、
まずは築10年を目安にメンテナンスをしてくださいね!
④軽量である
どちらの屋根も軽く、瓦屋根の重さと比べると
スレート屋根は1/5、ガルバリウム鋼板屋根に関しては1/10程度と
非常に軽量です。
屋根が軽量であることは、耐震面においても非常に重要です。
そのため、古い瓦屋根から軽量なガルバリウム鋼板屋根に葺き替える
お客様も多いです。
⑤断熱性/遮音性
こちらに関しては、スレート屋根の方が優れているでしょう。
ガルバリウム鋼板屋根は金属製のため、雨音などが響きやすいという
デメリットがあります。音に敏感な方には気になるポイントですよね。。
最近ではガルバリウム鋼板屋根に断熱材が一体化しているものも
販売されています。
そういったものを使われると、断熱性UPだけでなく、遮音性も高まるのでおススメです。

引用:アイジー工業㈱
参考記事→屋根の軽量化で耐震性は上がる?
⑥デザイン性
どちらもデザインは豊富ですが、素材の特性上、現在はスレート屋根の方が
自由度が高いかもしれませんね。
屋根の色を選ぶ際は、一般的に汚れの目立ちにくさなどから
黒やグレーなどの暗色系を選ばれる方が多いと思います。
ですが実は、黒よりも明るい色の方が、遮光効果の面ではおススメです。
また、外壁との調和もあるでしょうから、たくさんあるバリエーションの中から
ご自宅の雰囲気に合わせてお選びいただければと思います。
まとめ
今回は、人気のスレート屋根とガルバリウム鋼板屋根の特徴を
比較してみました。
それぞれの長所と短所があるため、ご自宅に適した方を選択することが
大事ですね。まずは何を優先させたいかを明確にしておくと選びやすいと思います。
ご自宅の築年数やコスト面、住環境などを考慮して多面的にご検討くださいませ。
その他分からないことは何でもお気軽にご相談いただければと思います^^
参考記事→ 日本瓦をコロニアルクワッドに葺き替え

