家の外回りのメンテナンスは屋根や外壁ばかりに
目がいってしまいがちですが・・・
雨どいについても十分注意してメンテナンスすべきなのです。
雨どいは、屋根の雨水を集め、地上もしくは下水に流す重要な役割を担っています。
雨水をしっかり流す機能は、雨の多い日本の建物にはとても大切なのです。
もしも雨どいがなければ、雨水が屋根の軒先から外壁に直接伝わり外壁内部を腐食させます。
また、屋根から落ちた雨水が、地面に直接落ちるため、地面に溝を作ったりして、建物の基礎周りを不安定にさせ、家の老朽化を早めます。
室内に雨漏りしていないからといって、雨どいの故障をそのまま放置しておくと、住宅の建て替えという大きな代償に至る可能性もあります。
つまり、雨どいが十分に機能しなければ、家の寿命に大きく影響するのです。
よって、屋根材や外壁同様に、日ごろからのチェックが大切なのです。
特に、梅雨前や落葉時、台風の季節などに気をつけましょう。
高いところにある雨どいの点検は大変危険が伴います。危険な場所に設置されている雨どいに関しては、必ず専門業者に依頼するようにしましょう!
雨どいがない場合の不具合
不具合は大きく分けて3つあります。
不具合① 外壁及び基礎が痛んでしまう
雨が降るたびに、劣化はかなり進みます。
不具合② 雨もりしてしまう
雨漏りは、早めに対応しないと、家の中の雨漏り箇所が
どんどん増えていきます(木造は特に早い対処が必要です)
不具合③ 騒音になる
板金屋根(倉庫)や波板(カーポート、ガレージ)等の屋根に、
雨樋から落ちる雨の音は非常にうるさいです。 ご自身だけではなく、近所にも迷惑を掛けてしまう場合もあります。