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屋根よりも寿命が短い!棟板金の不具合と対策について

 

皆さま、こんにちは

高槻市、島本町、向日市、長岡京市、大阪、地域密着の屋根工事・屋根修理・雨漏り修理専門店の雅工房です。弊社は『小さな工事でも我が家のつもりで心を込めて取り組む』ことをモットーにしており、5年・10年と無料点検を行うなどアフターフォローには自信があります。
また「すぐに駆け付けられる体制」を作っていますので、何でもお気軽にご相談くださいませ。

 

 

こんにちは!受付事務の吉田です。いつも雅工房のブログをご覧くださりありがとうございます!お客様にお役に立てる情報を随時更新中です。
今回もどうぞよろしくお願いします!

棟板金とは

 

屋根の棟(むね)とは、屋根のてっぺん部分で、屋根材が交わる部分のことです。
写真のようなスレート屋根や金属屋根の場合は、金属の板金を使用することから、「棟板金」と呼びます。
瓦屋根の場合は「棟瓦」といい、瓦を使用します。

「強風で屋根の上部が飛んで困っている」「屋根のてっぺんが浮いている」とよく耳にするアノ部分です。

 

棟板金の役割

棟板金には、屋根の接合部を覆うことで屋根材を固定し、雨水の侵入を防ぐという重要な役割があります。
また、屋根の見た目を美しくするための仕上げ材としても機能します。金属製ですので、耐久性や防錆性も向上します。

棟板金が受けやすい影響

屋根のてっぺんにありますから、強風の影響を非常に受けやすく、剥がれたり、変形したり、台風時などには飛ばされてしまうこともあります。また、雨が当たりやすく、雨漏りが起こりやすい場所でもあります。実際、屋根材そのものよりも、棟板金の不具合の方が多く発生しているんです!

棟板金の不具合の原因

経年劣化
棟板金は長期間にわたり紫外線や風雨にさらされるため、劣化が進みます。
特に、塗装が剥がれたり、金属が錆びたりすることがあります。

取り付け不良

釘が抜けかけている

棟板金が適切に取り付けられていない場合、風や雨水の影響で外れやすくなります。
特に、釘やビスの緩み、脱落が原因となることがあります。

屋根材との隙間
屋根材との接合部に隙間ができると、雨水が侵入しやすくなります。
これにより、内部の構造材が腐食する原因となります。

白い部分がコーキングと呼ばれる接合部

風の影響
強風によって棟板金が持ち上げられたり、外れたりすることがあります。
特に、古い棟板金はこの影響を受けやすいです。

貫板(ぬきいた)の劣化
貫板とは、棟板金の下地に使われる木材のことです。
貫板は棟板金で覆われていますが、釘穴やコーキングの隙間などから雨水が浸入することで、
少しずつ腐食していきます。
土台となる貫板が痩せて細くなったり腐ることで、釘やビスが固定されずに、棟板金自体もしっかりと固定されなくなってしまいます。これが棟板金の浮きに繋がる場合があります。

 

棟板金の不具合を放置するとどうなるの?

  • 雨漏りのリスク
    釘穴や錆による穴開き、コーキングの劣化、貫板の劣化、などにより雨水が侵入しやすくなり、屋根内部や天井に雨漏りが発生する可能性があります。
  • 飛散トラブルのリスク
    知らないうちに棟板金が浮いていたり、めくれている場合などには、台風の影響で飛んでしまい、落下することで大きな事故に繋がる恐れがあります。
  • 構造的な損傷
    雨水が屋根内部に浸入すると、木材や構造材が腐食し、建物全体の構造的な強度が低下する恐れがあります。
  • カビや湿気の発生
    水分が溜まることでカビや湿気が発生し、健康に悪影響を及ぼすことがあります。
  • 修理費用の増加
    初期の小さな不具合を放置することで、後々大規模な修理が必要になり、修理費用が高額になることがあります。
  • 資産価値の低下
    建物の状態が悪化すると、資産価値が下がる可能性があります。

 

屋根材自体に問題がなくても、棟板金の不具合で雨漏りが発生してしまうんですね。

 

 

棟板金の寿命

棟板金の耐用年数は約15年と言われています。長くもって20年~25年ほどでしょうか。
棟板金は、屋根材そのものよりも寿命が短いことも多いのです。

 

棟板金の寿命を延ばすための対策

  • 定期的な点検とメンテナンス
    棟板金の状態を定期的に点検し、劣化や錆びが見られる場合は早めに対処しましょう。
    釘や棟板金の浮きがないか?塗装の劣化はないか?などを確認します。
    特に、台風や大雨の後は点検を行うことが重要ですね。
    10年以上メンテナンスしていない場合は、是非一度点検しましょう。

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  • 早期の修理・交換
    劣化した塗装は再塗装することで防水性を回復させることができます。
    棟板金に変形や破損が見られたり、貫板に腐食が見られる場合は、交換が必要になります。
  • 高品質な素材を選ぶ
    耐久性を高めるためにできることがあります。
    例えば、「鉄の釘をステンレスのビスに変える」「貫板の木材を樹脂製や金属のものに変える」ということも可能です。その分どうしても価格は高くなりますが、耐久性が高まり劣化しにくいことで、メンテナンスの回数も減らすことができますね。

棟板金の施工事例

棟板金の施工事例①

棟板金の施工事例②

 

棟板金の工事の際には、棟換気の取り付けがおススメです

「棟換気」とは、屋根の棟部分に設けられる換気システムです。
主に、屋根裏の熱や湿気を効果的に排出するために設計されています。
棟換気を取り入れることで、冷暖房の効率を向上させ、エネルギーコストの削減に繋がります。

詳しくはこちら→換気棟について

火災保険が適用される場合があります

屋根工事では、自然災害で損害が生じた場合に、火災保険が適用されるケースがあります。
是非一度、ご加入の火災保険をご確認くださいませ。


補償の対象となる建物事故の例

 

まとめ

棟板金には、屋根材を固定し、雨水の侵入を防ぐという重要な役割があります。
屋根のてっぺんにありますから、雨風の影響をダイレクトに受けやすく、どうしても劣化しやすい箇所です。
棟板金の不具合を放置すれば、雨漏りなど様々なトラブルを招く恐れがあります。
そうなる前に、定期的な点検とメンテナンスをしましょう!
雅工房では、無料点検を行っていますので、気になる方はお気軽にお問合せくださいね。
また、自然災害での損害の場合には、火災保険が適用される場合もありますので、事前にご加入の保険をご確認くださいませ。

 

 

 

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